✨第4回:仕事は好き。でも辞める…その理由、聞いてください
✨第4回:仕事は好き。でも辞める…その理由、聞いてください
(出典:介護労働安定センター「令和5年度 介護労働実態調査」)
こんにちは、すずきです。
介護の仕事が嫌いなわけじゃない。
利用者さんの笑顔にはやりがいを感じるし、仲間との連携にもやっと慣れてきた――
それでも「辞めたい」と思ってしまう。
そんな気持ちになったこと、ありませんか?
今回のテーマは、“介護職が辞めた理由”。
「収入が低い」や「体力的にきつい」だけじゃない、“心の中の本音”に近い理由に焦点をあてて、現場のリアルをデータで読み解いていきます。
■ 1)介護職が辞めた理由、最多は「人間関係の問題」(34.3%)
令和5年度の調査で、介護職が直前の職場を辞めた理由として最も多かったのがこちら:
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職場の人間関係に問題があったため:34.3%
前年から6.8ポイントも増加しており、これはとても注目すべき変化です。
単なる「合わない人がいた」というレベルではなく、「もうこの環境では働けない」と思わせる何かがあったということ。
以下に続いたのは、
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法人や施設の理念・運営に不満があった:26.3%
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他に良い職場・仕事が見つかった:19.9%
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収入が少なかった:16.6%
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自分の将来が見えなかった:16.4%
など。
つまり、“辞めたい”の多くは、制度や待遇よりも「心が折れた」結果として起きているんです。
■ 2)「人間関係に問題があった」と答えた人の中身は?
人間関係がつらかった――
でも、その理由も人それぞれ。
調査ではさらに掘り下げて、具体的にどんなことでストレスを感じていたのかも尋ねています。
その結果がこちら?
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上司の思いやりのない言動やパワハラ:49.3%
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上司の管理能力が低い、業務指示が不明確:43.2%
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同僚の言動(嫌味・悪口など)でストレス:38.8%
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意見交換ができず、意思疎通が取れなかった:26.6%
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グループの派閥に入れず孤独感を感じた:12.3%
上司・同僚の両方が原因になっていることが多く、
「信頼関係が築けなかったこと」が、最終的に退職という決断に至る大きな要因になっているのが分かります。
■ 3)もうひとつの“見えにくい理由”=理念・運営への違和感(26.3%)
2番目に多かった退職理由が、「理念や運営のあり方への不満」。
これ、非常に見えにくくて、採用側でも見落としがちなポイントなんです。
具体的には…
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効率重視で介護の質が置き去りにされた:30.9%
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理想を追いすぎて職員の負担が大きすぎた:30.0%
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管理者が現場の声を聞いてくれなかった:28.2%
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理念や方向性が自分の理想と違っていた:30.6%
これは、単に「方針が気に入らない」という話ではありません。
「ケアの現場で自分の介護観が否定されるような経験」が、心に残ってしまうということです。
■ 4)「待遇」だけではない。じわじわ効く“がっかり要因”
辞める理由としては「収入が少ない」(16.6%)や「体力的な負担」(29.3%)ももちろんあります。
でも、ここで注目したいのは“がっかり要因”が重なることで退職に至るケースが多い**という点。
例えば:
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「理念と現場の温度差がある」
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「上司と話しても気持ちが伝わらない」
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「同僚に気を遣いすぎて疲れる」
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「自分の提案がスルーされる」
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「頑張っても評価されない」
こうした“ジワジワとしたがっかり”が積み重なると、
「もう限界かも」と思ってしまうのも無理はありません。
■ 5)辞める前に必要なのは、“誰かに話すこと”
ここまで退職理由の実態を見てきましたが、
実は「辞める前に誰かに話せていれば、辞めずに済んだかもしれない」というケースも多いのです。
中には、
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「あとで別の部署に異動できることを知った」
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「話してみたら上司も悩んでいたと分かった」
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「転職活動を通して、今の職場のよさに気づいた」
という人もいます。
誰に相談していいかわからない、社内には話しにくい――
そんなときは、現場を知っている“第三者”に話すだけで、気持ちが整理されることもあるんです。
✅まとめ:「辞めた理由」には、その人の“人生の選択”がつまっている
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辞めた理由の最多は「人間関係の問題」
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上司の姿勢や職場の空気感が大きな影響を持つ
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理念や価値観のズレも見えにくい離職理由に
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「がっかりの積み重ね」で気持ちが離れていく
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辞める前に“話せる相手”がいるかがカギになる
「今の職場、なんか合わない気がする…」
「でも次に何を選べばいいのか分からない」
そんな気持ちを抱えている方は、LINEで“すずき”に一度話してみませんか?
現場経験のある立場から、あなたの“これから”を一緒に考えます。
✅次回予告(第5回)
次回のテーマは、「みんな、どんな悩みを抱えて働いてるの?」という話。
介護の現場には、「本音を言いにくい空気」が流れていることも多いですよね。
でも今回の調査では、88%以上の介護職が「何かしらの悩みを抱えている」と回答しています。
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体のこと(腰や肩の痛み)
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メンタルのこと(ストレスや孤独)
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労働時間や人手不足のこと
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そして、ちゃんと評価されているか?という不安
次回は、現場で働く介護職の「悩みのリアル」を、データとともに紐解いていきます。
「うちだけじゃないんだ」と思える回になるかもしれません。ぜひご覧ください!