介護・看護現場を支える お役立ち情報

2025-07-09

✨第1回:まだまだ続く“人手不足”。でも、離職率は下がっているって本当?

(出典:介護労働安定センター「令和5年度 介護労働実態調査」)

こんにちは、すずきです。
今回は、毎年発表されている「介護労働実態調査」の最新結果から、介護業界の“採用と離職”についてのリアルをお届けします。

 1)人手不足は深刻。「大いに不足」「不足」だけで3割以上!

調査によると、全体の64.7%の事業所が「人が足りない」と感じており、
特に「訪問介護員」は
81.4%が人手不足と回答。
しかもそのうち
約6割(59.7%)が「大いに不足」または「不足」と回答しており、訪問介護の現場はまさに慢性的な人材難。

実際に現場で働く方からも、
「このままじゃ利用者を断るしかない」
「新人が入ってもすぐ辞めてしまう」
という声が後を絶ちません。

2)でも、採用率は上昇傾向。2023年度は16.9%に

少し希望のある話も。
介護職(訪問介護員・介護職員)の採用率は2年連続で上昇中です。

  • 2021年度:14.2%

  • 2022年度:16.2%

  • 2023年度:16.9% ←今回発表データ

実際、若い層(29歳以下)では採用率の方が離職率より11.7ptも高いという結果も出ています。
ただし「60歳以上」では離職の方が多く、年齢による傾向の違いも明らかです。

3)離職率は13.1%まで低下。介護業界に“定着”の兆し?

2023年度の離職率は**13.1%**と、前年から再び減少。
これは2012年度(17.0%)以降、長期的に見て着実に下がってきています。

特に注目なのが、「離職率が低下した」と答えた事業所のうち、63.6%が“職場の人間関係が改善された”ことを理由に挙げている点です。

つまり、
「職員が辞めない職場=人間関係が良い職場」
という公式が、データで裏づけられたとも言えます。

4)人手不足でも離職が減った。何が起きてる?

「人が足りない」
「でも辞める人は減っている」
これは一見矛盾しているようで、実は“採用が追いつかない”ことが背景にあります。

  • 採用しても補充が間に合わない

  • ベテランが高齢化や退職時期を迎えている

  • 定着はするが人数が増えない

つまり、今の課題は「辞めさせないこと」だけでなく、
「きちんと人を集める仕組み」が必要だということです。


✅まとめ

  • 人手不足感は全体の64.7%、訪問介護では81.4%

  • 採用率は上昇傾向(2023年:16.9%)

  • 離職率は低下傾向(2023年:13.1%)

  • 人間関係の改善が定着のカギ


うちも人手不足。でもどこから採用改善したら?」
求人出しても応募が来ない…」
そんなお悩み、すずきにLINEで気軽にご相談ください。


 

✅次回予告(第2回)
「離職を防ぐカギは“人間関係”。定着率アップの裏にあった職場づくりとは?」をお届け予定!

お役立ち情報一覧へ戻る