特養経営シリーズ③「特養経営の明暗を分ける3つのポイント|黒字施設・赤字施設のリアルを徹底比較」
「特養経営の明暗を分ける3つのポイント|黒字施設・赤字施設のリアルを徹底比較」
こんにちは!株式会社Goingの鈴木です。
介護・医療・福祉業界に長年携わってきた立場から、現場目線でわかりやすく情報発信を続けています!
前回は、「特養の規模による経営の違い」についてお届けしました。
今回はさらに深掘りして、
「黒字施設と赤字施設は何が違うのか?」
リアルなデータから見えてきたポイントを詳しく解説していきます。
これを知っておくと、
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施設運営の方向性
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働きやすい職場選び
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自分のキャリアアップ
にも役立つはず!ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
【目次】
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黒字施設と赤字施設、ここが違う!
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ポイント①|利用率の差
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ポイント②|利用者単価の差
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ポイント③|人件費率と加算算定の差
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現場目線で考える、これからの働き方
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次回予告【さらに実践的なテーマへ!】
1. 黒字施設と赤字施設、ここが違う!
福祉医療機構の2023年度調査データによると、
黒字施設と赤字施設では明確な経営差が出ています。
| 指標 | 黒字施設 | 赤字施設 |
|---|---|---|
| 利用率(特養入所) | 93.8% | 91.9% |
| 利用者単価(1人1日あたり) | 12,811円 | 12,613円 |
| サービス活動増減差額比率 | +6.2% | ▲5.9% |
まず目につくのは、
利用率・単価・経営指標、すべてに差があるということ。
現場感覚でも、
「稼働率が高い施設は雰囲気も前向き」
「赤字施設は人手不足や負担が重い」
と感じたことがある方も多いかもしれません。
2. ポイント①|利用率の差
黒字施設は、
✅ 入所率・ショートステイ利用率ともに高い!
たとえば特養入所の利用率でみても、
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黒字施設:93.8%
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赤字施設:91.9%
「たった2%の差」と思うかもしれませんが、
この差が1年続くと、
収益には大きな違いが生まれます。
また、短期入所(ショートステイ)の利用率でも、
赤字施設は黒字施設に比べて9~11%も低い傾向に。
空床を無駄にしない運営が、黒字化のカギです。
3. ポイント②|利用者単価の差
もうひとつ大きな違いが、
✅ 利用者単価(1人あたりのサービス収益)
黒字施設では、
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加算(LIFE加算・看取り加算など)を積極的に取得し
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利用者単価をしっかり引き上げています。
一方、赤字施設では、
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加算算定がやや消極的
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科学的介護加算(LIFE)などで遅れがある
これにより、1日あたり200円前後の単価差が生まれ、
1年で見ると大きな収益ギャップになります。
現場目線で言えば、
「LIFE入力は手間だけど、未来への投資!」
と考えることも大事ですね
4. ポイント③|人件費率と加算算定の差
黒字施設と赤字施設では、
✅ 人件費率にもはっきり差が出ています。
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黒字施設:人件費率 約61.8%
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赤字施設:人件費率 約70.0%
これは単に「給与が高い」という話ではなく、
利用率や単価が低いために、費用負担が重くのしかかっているという意味です。
また、黒字施設の特徴として、
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科学的介護推進体制加算
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口腔衛生管理加算
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個別機能訓練加算
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看取り加算
など、LIFE系加算・上位区分加算をしっかり取得していることも挙げられます。
5. 現場目線で考える、これからの働き方
ここまで読むと、
「結局、経営者や管理職だけの問題じゃない?」
と思うかもしれませんが、実は現場も密接に関わっています。
?たとえば…
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LIFE入力への協力(記録の質向上)
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ショートステイの受入れ促進(臨機応変な対応)
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利用者さんとの信頼関係構築(離床予防・早期退所防止)
こうした日々の積み重ねが、
施設全体の安定経営=現場の働きやすさにつながっていきます。
「どうせ関係ない」ではなく、
「私たちが変えられる未来もある」
そんな前向きな視点を持っていきたいですね!
次回予告【さらに実践的なテーマへ!】
ここまでで、
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規模の違い
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黒字・赤字の違い
について見てきましたが、
次回はさらに一歩進めて、
「加算取得・利用率アップ・コスト管理」など"現場でできる"具体策
に焦点を当てます!
次回テーマ:
▶ 「現場発!特養経営を良くするためにできる3つのアクション」
「今すぐ自分たちにできること」を知りたい方、必見!
次回もぜひチェックしてくださいね!