【現場×転職のプロが読み解く】2040年問題に備える!介護の現場、これからどう変わる?
【2040年問題に備える】介護の現場、これからどう変わる?
|現場経験×転職支援の視点から|
こんにちは!
静岡県、愛知県をメインに活動している、医療・福祉専門の転職エージェントGoingの鈴木です。
もともと介護現場で5年働き、その後は医療・福祉業界に特化した人材会社で、10年以上にわたって転職支援を行ってきました。
今日は、厚生労働省が発表した資料をもとに、「介護現場のこれから」について、現場で働く皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
◆ 2040年に向けて、介護現場に求められる変化とは?
今、国が本気で取り組んでいるテーマの一つが、“2040年問題”への備え。
超高齢社会が進むなかで、85歳以上の高齢者人口が爆発的に増加し、介護と医療のニーズが複雑化・多様化していきます。
一方で、現役世代は減り、介護職員の確保はますます難しくなる。
だからこそ、「どうやって人材を集めるか」だけでなく、**「どうやって現場が回るしくみをつくるか」**が問われています。
現場目線で見る、これからの介護を支える3つのポイント
◆ ポイント①:処遇改善の一本化で“わかりやすく・活用しやすく”
2024年度の介護報酬改定では、これまで複雑だった処遇改善加算(3種類)を一本化。
現場の職員にも「うちはどの加算が付いてるの?」という疑問の声が多かったので、これは歓迎したい改革です。
さらに、加算率も引き上げられ、
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令和6年度:2.5%
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令和7年度:2.0%
と段階的にベースアップにつながるよう設計されています。
処遇の底上げだけでなく、わかりやすさと公平性を重視した流れになってきている印象です。
◆ ポイント②:人材確保は“多様な入口”から
人手不足が続く中、国としては介護業界への“新しい入り口”を増やす施策が進んでいます。
具体的には…
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介護助手の導入・普及促進(資格不要で入れる入口)
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中高年・未経験者への入門研修と職場体験のセット支援
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福祉系高校生や留学生への学費支援・生活支援
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キャリアアップに向けた研修費用の軽減・代替職員確保
こういった取り組みで、未経験の方でも「ちょっとやってみようかな」と思える環境が広がってきています。
現場にとっても、経験値の違う人たちと働く中での受け入れ体制づくりが大事になっていきそうですね。
◆ ポイント③:“続けやすさ”を支えるしくみも整備中!
もう一つ注目したいのが、「定着支援」つまり離職を防ぐための職場づくり。
最近では以下のようなサポートも国の支援対象になっています:
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施設内保育の整備支援(子育てとの両立をサポート)
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オンライン研修の推進(時間・場所の制約を減らす)
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週休3日制や副業OKなど、新しい働き方の実証事業
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悩み相談窓口や若手職員の交流支援
私が現場にいた頃、「研修に行きたいけど人手が足りなくて行けない」と悩んだ経験もあります。
だからこそ、こういった“働く人目線”の制度づくりがようやく本格化してきたことは、とても大きな一歩だと感じています。
◆ 最後に|“働き続けられる現場”の選び方が、これからのカギ
介護の仕事って、「好きだけじゃ続けられない」と感じる瞬間もあると思います。
でも、“制度”と“現場の工夫”が噛み合えば、もっと「続けやすく、選びやすい仕事」になっていく。
だからこそ、今いる職場にモヤモヤを感じているなら、
「転職=逃げ」ではなく、「より自分に合った働き方を探すきっかけ」として考えてみてほしいんです。
私は現場経験があるからこそ、無理に背中を押すことはしません。
でも、一緒に「これからどうしたいか」を整理するお手伝いはできます。
静岡県、愛知県での転職やキャリア相談、いつでもお気軽にどうぞ!
※参考資料:
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厚生労働省「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方に関する中間とりまとめ」(令和6年3月)
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厚生労働省 別紙4「総合的な介護人材確保対策(主な取組)」